けーちゃんの日記(電子版)

のんびりしたい自分のための、なんでもない雑記帳。

方向性。

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天気予報で、4月とは思えぬほどの寒さ、などと聞いてしまったから、ビビって冬用のピーコートに袖を通した朝。

 

昼食を高校の後輩と一緒に食べ(奈良で一人暮らしをしていて、わざわざ寄ってくれた。ありがとう)、午後はアフォガード管弦楽団の演奏会を聴くため、文京シビックホールへ。着く頃には暑くて、冬物のコートと、それを選んだ自分を恨めしく思った。

 

素晴らしいカリンニコフを聴いた後で、さてどうしたものかと。そうだ、古本屋に行こう思い立ち、ひとり吉祥寺へ。

予てより気になっていた、「百年」へ向かった。

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(これだよ、これ…!)と、心の中で大絶叫。

まさに、書店としては理想の空間。ただ無機質に並べただけの店ではなく、陳列の仕方や配置、空気感すべてから、「本が好きである」という大いなるエネルギーを感じた。かくいう自分も、本好きの端くれ。以前に手放してしまった、懐かしい本を再び手に入れ、満たされた。

 

 

***

 

なぜ本を手放してしまったのか。

それは物質的豊かさからの解放を望んだから。これに尽きよう。

 

本が好きである。しかし同時に、物質としての本に疑問を抱いていた。

つまるところ、本を手放してからの2年間、本を持つ幸福と、物質から解放される幸福を、天秤にかけていたのだろう。

 

そして、自分の中で「本が好き」という気持ちが勝った。

 

自分のライフスタイルに「これ」という名前はつけ難い。僕はおそらくミニマリストになれない。

しかし、こういう形が心地良い、という方向性は見えてきた気がする。

 

シンプルであることは素晴らしいし、大好きだ。これは根本にある。

ただ、紙の本は別なのだ。本が大量に置いてある書店を、僕は不快に思わない。

 

そういうのが好き。

 

 

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