プレゼントにサプライズなんかいらない。
こんばんは。
もうずいぶん空気が冷たくなってきて、街にはクリスマスムードが漂い始めてますね。
あっという間に年の瀬、ちょっと切ない季節です。
クリスマスといえば家族や友達、恋人にプレゼントを贈るという方も多いと思います。
何を送ろうか頭を悩ませて、天下の物知り博士、グーグル大先生に頼るなんて人も多いでしょう。
(↓こんなサイトもあるくらいです)
クリスマスプレゼントランキング2017|最高のクリスマスプレゼント.com
(特に意中の人や恋人に対して)素敵なプレゼントで驚かせたい!というのはまあ健全な感情ではあると思います。本人の知らぬところでこっそり買っておいて、ババーン!とサプライズで渡す。
いやあ、刺激的。素敵ですね。
しかしです。
「そんな刺激的なプレゼント、何年続けられますか?」っていう話ですよ。
もちろん、マメな人なら何十年何百年付き合ってても毎年サプライズできるんじゃないかと思います(知らんけど)。
でも率直に言って、そんなのは面倒だし、毎年やってたら流石に相手も慣れると思います。
サプライズやドッキリは否定しません。僕も缶蹴りの鬼になった直後みんなに帰られちゃったり、重箱式のお弁当の中身が上も下も生姜焼きだったり、飼っていたドジョウがある日お味噌汁の具になって食卓に並んだり、塩レモンをかけた焼き鳥を「柚子塩だ」と言って渡されたり、いろいろされたことがありますが、どれも刺激的ですしなにより思い出に残ります。
しかしだからこそ、毎年やるべきではないと思います。長く付き合いたい人に贈るのなら、サプライズはよほど特別な日にとっておきましょう。
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ちなみに僕は今年、彼女と3回目のクリスマスを迎えますが、クリスマスプレゼントも誕生日プレゼントも「お互いのAmazonのほしい物リストを公開し合って、そこから選ぶ」という、まあ夢もロマンも驚きも無い方法で贈り合っています。
「プレゼントに何が欲しいか相手に聞くのは野暮」というのが一般論です。
しかし、僕のようにあまり持ち物を増やしたくないタイプの人間にとっては、あらかじめ聞いてくれた方がありがたいというもの。昨今の若者は物欲に乏しいといいますし、そういう彼氏彼女さんたちも世の中に多いのではないかな。
それにしたって、我々のプレゼントには夢もロマンも驚きもありません。
でもいいんです。
プレゼントの主旨の根幹にあるものは「いつもありがとうございます」という 気持ちですし、その気持ちにサプライズは必要ありません。
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余談
ちなみに一昨年のクリスマスに貰った柳宗理の片手鍋と、去年貰ったKindleは最高にお気に入りアイテムです。
(「付き合って最初のクリスマスで鍋貰った」という笑い話のネタになりがち、ネタにされがち。)