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雑記な備忘録。

いや、なんでもないんです。

2017.4.9 名前も知らない、愛しい彼。

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朝から雨が降っていた。

降ってはいた、のだけれど、今日は笛の後輩たちと都内で遊ぶ約束があったので、低気圧で痛む身体を無理矢理でも動かして外へ出た。

 

家を出て、最初の目的地である銀座へ向かう電車に揺られながら、千葉雅也さんの『別のしかたで』を読んでいた。たぶん、3回目くらい。

 

別のしかたで:ツイッター哲学

別のしかたで:ツイッター哲学

 

 

(新刊、『勉強の哲学』を早く読みたくてうずうずしていたけれど、なにしろまだ手元に無かったので、予習というところだろうか。ちなみに今日の帰りに手に入れた。)

 

隣に座っていた、おそらく同年代の男性もまた、ハードカバーの本を開いていた。昨今は電車内でスマホや携帯ゲーム機ばかり見かけるので、珍しさと、電車の中という閉塞空間の中、隣で本を読む彼に、シンパシーを感じた。服装や雰囲気も、なにか自分に近いものを感じたので、思わず声を掛けてしまいそうなるほど。

 

ただ、本を読む人間がふたり並んで座っているだけなのに。人と肩を並べ、何も語らず、ただ黙々と本を読む。それだけの時間が、なんだかとても重いものであり、共に過ごした彼に愛おしさすら感じるほどであった。

 

彼は、僕より3つほど手前の駅で降りた。最後まで、顔すら見なかった。

 

***

 

さて、『別のしかたで』は、Twitter上での千葉さんのツイートを再構成した内容である。文字数にすればそこまでボリュームはない。正直、銀座までの45分である程度読み切れてしまうのではないかとさえ思っていた。

しかし、短文ながらも深みのあるアフォリズム、なかなかページをめくらせてくれない奥ゆかしさに近い魅力によって、銀座に着くまでに4分の1ほどしか読み進めることができなかった。

 

ひとりで読むより、ずっと満たされた4分の1だったことだろう。

2017.4.6 空中ブランコ。

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大学の授業。卒業要件は十分達成できる成績ではあるけれど、興味のあることは徹底的に知りたくなる性分だもんで、はち切れんばかりに押し詰められた時間割を見ながら、したり顔で大学最後の一年が始まった。

 

大学の春休みは長い。うちの大学に至っては夏休みよりすこし長い。休みの間、授業を受けたくて仕方がなかった。無論、休みがつまらないものというわけではなくて。

 

一歩、教室に足を踏み入れれば、もう後には引けないような。最後の一年は、どうしたって始まって、そしていつか終わってしまう。感慨深いもの、などと美辞麗句で飾ればそうなのかもしれないが、なんとも宙ぶらりんなレヴェルの、寂しさに似た感情を教室に感じた。

 

そんな宙ぶらりんの、空中ブランコみたいなものが、どこかに着地できるような学びができたら良いのではなかろうか。なあ。

 

***

 

僕は、就活生、とは到底呼べないような身分の“なにか”だ。なんだか中途半端に過ごしている気もする。採用試験の勉強があるから、特段に暇というわけでもない。

ただこの空中ブランコのような、ふわっとした宙ぶらりんな感情は、周りが、まるで地上に出て5日目くらいのセミみたいに、もうじき死んでしまうのではないかという勢いで就活などしているから、きっとそのギャップの所為なんだろう。

 

 

 

先月、忙しさに任せて足を運べなかった説明会がひとつあったのだけれど、以前に送ったエントリーシートを気に入ってくださったのか、説明会のダイジェスト資料と熱意のある文書が、今朝のポストに入っていた。

 

こんな中途半端野郎でも欲しがってくれるところはあるらしい。正直、そちら様の(というかその業界の)志望順位は低かったのだけれど、少し前向きに考えてもいいかな。

2017.4.2 方向性。

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天気予報で、4月とは思えぬほどの寒さ、などと聞いてしまったから、ビビって冬用のピーコートに袖を通した朝。

 

昼食を高校の後輩と一緒に食べ(奈良で一人暮らしをしていて、わざわざ寄ってくれた。ありがとう)、午後はアフォガード管弦楽団の演奏会を聴くため、文京シビックホールへ。着く頃には暑くて、冬物のコートと、それを選んだ自分を恨めしく思った。

 

素晴らしいカリンニコフを聴いた後で、さてどうしたものかと。そうだ、古本屋に行こう思い立ち、ひとり吉祥寺へ。

予てより気になっていた、「百年」へ向かった。

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(これだよ、これ…!)と、心の中で大絶叫。

まさに、書店としては理想の空間。ただ無機質に並べただけの店ではなく、陳列の仕方や配置、空気感すべてから、「本が好きである」という大いなるエネルギーを感じた。かくいう自分も、本好きの端くれ。以前に手放してしまった、懐かしい本を再び手に入れ、満たされた。

 

 

***

 

なぜ本を手放してしまったのか。

それは物質的豊かさからの解放を望んだから。これに尽きよう。

 

本が好きである。しかし同時に、物質としての本に疑問を抱いていた。

つまるところ、本を手放してからの2年間、本を持つ幸福と、物質から解放される幸福を、天秤にかけていたのだろう。

 

そして、自分の中で「本が好き」という気持ちが勝った。

 

自分のライフスタイルに「これ」という名前はつけ難い。僕はおそらくミニマリストになれない。

しかし、こういう形が心地良い、という方向性は見えてきた気がする。

 

シンプルであることは素晴らしいし、大好きだ。これは根本にある。

ただ、紙の本は別なのだ。本が大量に置いてある書店を、僕は不快に思わない。

 

そういうのが好き。

 

 

 

***

 

それにしても、天気予報にはホラを吹かれた。帰り道の桜、綺麗だったし。

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2017.4.1 新新

 

年度が明けました。ハッピーニューイヤー。

 

今日から大学のキャンパスに新しい顔ぶれが増え、なんと驚くことに、今年の新入生というのは、高校時代が僕と被っていないらしい。みっつも歳が離れているというのはなかなかのジェネレーションギャップ。みんなかわいく見えるものです。

 

今日は年に一度の健康診断のために大学へ向かった。身長が5ミリだけ、体重が2kgほど増えていた。

成長、なのだろうか。わからないけれど、実感のないところで、身体は着々と変わっていく。心はどうだろう。3年前、大学に入学したての自分と比べると、ずいぶんと精神的変化を経てきたものだ。懐かしむことはないのだけれど。

血圧は例年低すぎるくらいなのだが、今年は標準値内で収まってくれた。これで安定してくれたら嬉しいもんだ。不健康なおっさんにはなりたくないもので。

 

明後日からまた、オケに新入生を勧誘する。楽しい部活に、楽しい子たちが入って、楽しんでくれたら最高だ。

 

我々も、最終年。

あと1年、全力で。

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2017.3.30 決起集会。

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***

 

自意識の海から、顔を上げてみることにした。

生き方そのものに疑問を抱いたり、そもそも自分とはなんなのかを考えることが多くなり、もっとこれらをクリアーに見つめてみたいと思った。

まだ勉強が必要だ。あと少しの単位で大学は卒業できるらしいけれど、そういう問題じゃない。

 

 

自意識の海から、顔を上げてみることにした。

今夜はひとり決起集会。

 

 

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